こんにちは。
カウンセリングルーム「戦士の休息」の心理カウンセラーNicoです。
本日は、休職中の方が抱える、現職場への復帰に対する不安について考えてみたいと思います。
休職されるまでには、例えば職場での人間関係や過剰な仕事量、職務内容や体調不良など、様々な経緯があるかと思います。
どのような経緯にせよ、休職しなければならないほどの状況であったことは、
皆さんに当てはまることなのではないかと思います。
やむを得ず休むことになった職場に復帰することは、大変な労力が必要になります。
「本当に復帰できるのだろうか?」「このまま休職から抜け出せないのではないか?」などと不安に思うのは当然です。
今回は、職場復帰への不安について、「職場環境」に焦点を当てて考えていこうと思います。
職場環境に関する不安にはどのようなものがあるでしょうか。
例えば、
・長期の休職で、仕事内容が変わり過ぎてついていけないのでは…
・職場の雰囲気が変わっていて馴染めないのでは…
などのような、以前と変わっていることへの不安を抱く方もいることでしょう。
休職期間が長くなり、職場の状況がわからなくなるほど、このような不安は大きくなることと思います。
ここで、2つの例を挙げたいと思います。
Aさん(30代男性)
長期の過剰業務への疲れから体調を崩し、4ヶ月前より休職中。
休職中は休養に徹するため、職場との連絡を断つ。
休職して4ヶ月たった今、「そろそろ復帰しなきゃかな…」と思い始めるが、
職場の環境が大きく変わっていることへの不安から、一歩踏み出せずにいる。
Bさん(40代男性)
上司と部下との板挟みから、心身ともに疲労し、1年前より休職中。
休職当初は休養のため、職場との連絡を断っていたが、
半年程経過して、仲のよかった上司と飲みに行ったことがきっかけで、
定期的に同じ職場の人と連絡を取るようになる。
休職のきっかけとなった上司が異動になったことを聞き、復職への意欲が出てきている。
以上にあげた例は仮想のものですが、
AさんよりもBさんの方が、休職期間は長いにも関わらず、復職に向けた不安は少ないことがわかると思います。
なぜ、Bさんの方が不安が少ないのでしょうか。
「不安」という感情は、よくわからない、不確定な要素が多いことで
増大していく性質を持っているからです。
不安に感じていることを1つずつ明らかにしていくことで、
あなたの感じている不安は少しずつ軽くなっていくかもしれません。
復職を考えだしたが、
・長期の休職で、仕事内容が変わり過ぎてついていけないのでは…
・職場の雰囲気が変わっていて馴染めないのでは…
などの不安を感じているあなたへ。
まずは、職場で話しやすい人(上司、同僚、人事担当の方でも構いません)と連絡をとってみてください。
そこで、職場の様子や復帰後の職務内容などについて訊いていくことで、
少しずつ復帰のイメージが具体的になり、不安が小さくなっていくかもしれません。
心理カウンセラー Nico
ビジネスマン専門カウンセリングルーム「戦士の休息」
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