人の前に立つということの恐怖~対人恐怖症~

こんにちは。

心理テスターのさかなです。

 

みなさんの日常の中には

人と接する機会というものは多いと思います。

それは…

会社や学校であったり

電車等の移動手段の中であったり

スーパーなどのお店であったり

 

日常にかなり密接しています。

 

その中で感じる、緊張や不安が

日常の生活に支障をきたすほど大きくなってしまう、

今回は、その対人恐怖症についてお話しさせていただきます。

 

まず、例をふたつあげてみたいと思います。

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1. クマ太郎(仮称) 25歳

コンビニに行くだけなのに、どうすればいいかわからなくなります。

まずは格好です。どんな格好をしたらいいのでしょう?

どんな服を着ていけば、世間になじめるのかわかりません。

また、買ったものを見て店員さんに何を思われてるのかを考えるといけなくなります。

会社の通勤中、みんなが僕のことを笑っているような気がします。

笑われないように行動するのにはどうしたらいいのでしょう?

 

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以上がクマ太郎さんの訴えです。

もう一つの例が

 

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2. アイ男さん(仮称)30歳

ぼくは会社で平静ではいられません。とくに会議が控えているときです。

うまくできるか不安で仕方ありません。

以前から人前に立つことにアガることは多かったのですが

だんだんとそれがひどくなってきているような気がします。

失敗したらどうしよう。

そう思うと、夜も眠れないし、仕事にもできれば行きたくありません。

 

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以上がアイ男さんの訴えです。

 

この2つの事例は、それぞれ日常生活における社会に不安を感じています。

しかし、それぞれ、不安や恐怖を感じるベクトルは違っています。

1.クマ太郎さんは「対人」に恐怖を2.アイ男さんは「社会状況」に不安を持っています。

そのため、診断名としての分類は1.を対人恐怖、2.を社会不安障害 とされています。

※1.は日本特有の病気といわれています。

 

しかし、「人前に出ると不安や恐怖を感じる」ということ、「周りに悪く思われたくない」ということが、

2つの共通点としてあげられるため、あまり区別なく語られることが多いです。

この中では、診断名で見るより、症状で見ていきたいために2つを同じ恐怖症として、説明していきたいと思います。

 

<特徴>

・人前に出ると不安や恐怖を感じる

・顔が赤くなったり、体が震えたり、汗をかいたり等、症状が身体化

上記の症状がひどくなり日常生活に支障が出てしまう(部屋から出れない、人に会えない等)ようになってしまいます。

 

<原因>

他人の目や評価が気になりやすくなる思春期の発症が多いといわれています。

例を挙げてメカニズムを見てみます。

(例)人前での発表

人前で発表することになる

人前で失敗したくないと思う

他人の目や評価を意識しすぎたことから失敗してしまう

失敗体験のせいで自分自身に自信が持てなくなる

自分に自信がなくなるため、不安になる

不安から、他人の目や評価を意識しすぎる、自分をおかしいと思う(初めに戻る)

 

 

上記の流れのように悪循環からの発症といわれています。

 

もちろん性格(細かいことにこだわる、恐怖心を持ちやすい)や

育った環境(幼いころに人見知りがひどかった、叱られている姿を見る)が関係するとも考えられています。

 

こうしてみると、本当に誰でも起こりえる病気だということがわかると思います。

では、こういった症状をどう克服していけばいいのでしょうか。

 

よくこのような症状に対し、薬を求められる方がいますが、

それでは本当の解決にはならないと考えます。

というのも、薬は、上記の「悪循環」を直してくれるものはないからです。

 

悪循環は、人前に立つと絶対失敗してしまう、自分はおかしいのかもしれない等、

誤った考え方を治してくれはしないのです。

 

当院のカウンセリングルーム「戦士の休息」では、

こういった症状や悩みをカウンセラーが全力で受け止め、症状の根っこの部分をみつけ、

それどうするかをカウンセリング内で扱い、一緒に考えていきます。

 

対人恐怖は、誰でも感じ、誰でも体験している部分が深刻化した結果が、日常生活に支障が出る「対人恐怖症」となるのです。

 

また、対人恐怖症と併発されるものとして、

うつ病、強迫性障害、パニック障害、アルコール依存症が挙げられます。

 

深刻化して苦しい気持ちでいっぱいになってしまうその前に、

当院「戦士の休息」にぜひご相談ください。

 

 

 

 

 

心理テスター さかな

ビジネスマン専門カウンセリングルーム「戦士の休息」

〒450-0002 名古屋市中村区名駅四丁目26-7名駅UFビル9F

TEL:052-446-5085

 


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※対人緊張がある方は、おしなべて完璧主義者です。

人前に出て緊張する自分が、不完全で情けないもののように感じ、自意識過剰になることが繰り返された結果、このような状況から抜け出られなくなるのです。

ひとつだけ、対人緊張脱却のヒントをさし上げましょう。

それは、大勢の前で話さなくてならないとき、必ず「私はこのような場でとても緊張するタチで、うまく話ができるかわかりません。でも、できる限り頑張ってみることにします」と宣言してしまうのです。

いわば、居直りです。

居直ること自体緊張するではないか、というご意見はもちろんあるでしょうが、そこだけはどうか頑張ってください。

その一言が発せられたなら、その後聴衆は少なからず、庇護的で温かい空気を醸しだしてくれるようになることが多く、あなたはガードをぐっと下げることができます。

そうして、完璧ではなくても、ある程度うまく話せたなら、「あんなこと言っているが、なかなかうまく話せるじゃないか。本当に謙虚な人だ」と褒めてもらえることさえあるのです。

このような”臨床の知恵”は、私達があなたとともに一所懸命考えていくなかで産み落とされたものの一つです。

ご来院いただけたら、さかな先生始めとして、当院スタッフ全員があなたのため尽力させていただくことができるでしょう。

どうぞ、お気軽にご一報を。(TEL:052-446-5085)

熊木徹夫(ビジネスマン専門カウンセリングルーム「戦士の休息」代表・精神科医)
<愛知県名古屋市。名古屋駅から徒歩3分。
TEL:052-446-5085  http://www.dr-kumaki.net/senshi/

 


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