ギャンブル依存症研究所(略称「ギャン研」)

ギャンブル依存症研究所

ギャンブル依存症サバイバル

~現代日本のあちこちに待ち受ける“蟻地獄”から、何が何でも抜け出すために~

本記事は、ギャンブル依存症にお困りの方とそのパートナーの方へ向けたものです。

  • ギャンブル依存症の自覚がお有りで、「ギャンブル依存症研究所」での心理カウンセリングをご希望の方に対して、本記事は必ずやお役に立てる内容だと思います。治療の段取りについても詳述されていますので、必ず最後まで通読ください。
  • また当院のカウンセリングを受ける受けないに関わらず、このタイトルに何か引っかかりを感じた方も、どうぞ最後までお読みください。

そしてあなた自身、もしくはあなたのパートナーが「ギャンブル依存症」である可能性が高いと思われたなら、本記事をどうぞ、あなたの大切な方にもお見せください。ギャンブル依存症は、まずそれだと認識することが何よりも重要で、それがなくては次の展開がないのです。

 

「私の夫(パートナー)はもしかしてギャンブル依存症ではないのか」と不安を抱えておられるあなた(奥さん)へ

私たちは、ギャンブルに振り回される毎日が続くご本人、ご家族の苦しみが少しでも軽減されるよう全力を尽くします。
「信じたくはないけど、夫はギャンブル依存症なのではないか」と悩んでおられるあなた。まずは、こちらの20の質問チェックリストに回答してみてください。
あなたの回答は当研究所に送信されますが、その結果に基づき、後ほど臨床心理士・心理カウンセラーよりTELにてワンポイントアドバイスをさせていただきます。(ただし、これはカウンセリングではありません。10分程度のものですので、あらかじめご了承ください)どうぞ、お気軽にチェックし、回答をお送りください。現状打開のためのヒントになるかもしれません。

ご家族のためのギャンブル依存症講座

夫・お子さまのギャンブル依存で悩んでいませんか。パチンコに行ってばっかり…どうしたらいいのか…?と不安を感じておられませんか。
心理学的視点からギャンブル依存症の理解を深めた上で、最後に座談会も交えながら、課題を一緒に考えていきたいと思います。
ご家族のためのギャンブル依存症講座
主催:あいち熊木心理研究所(名古屋市中村区名駅4-26-7名駅UFビル9F)
日時:第2/第4月曜日10:00-11:30
会費:1,000円(税別)ドリンク付き
定員:10名
講師:石田 安紀子(臨床心理士)
セミナーのお申込みはこちらからどうぞ。


1. ギャンブル依存症の恐怖 ~「行きはよいよい、帰りは怖い」~

あなたは、これまでにギャンブル依存症(病的賭博)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

何かぎょっとする言葉です。

ギャンブルといえば競馬・競輪・競艇…などが定番ですが、
ここにパチンコ(パチスロ)が入ってくるとなれば…かなり多くの方に関係してきますね。
パチンコ(パチスロ)は、公的賭博の扱いは受けませんが、
その特徴から考えて、やはりギャンブルに入れないわけにはいきません。
それどころか日本においては、パチンコ(パチスロ)の依存症がギャンブル依存症の9割を占めると聞けば、
そのことに驚き、穏やかならぬ気持ちになる方も少なくないでしょう。

実は、日本は隠れた「ギャンブル大国」です。

世界中の稼働ギャンブルマシンのなんと約6割が、日本にひしめいているのです。
2011年は全世界で701万1千台のギャンブル機が営業稼働し、その内、日本には421万1千台が設置されている(GTAデータによる)。
そして、そのほとんどがパチンコ・パチスロ機です。

日本のギャンブルマシン数

2009年に発表された厚生労働省による研究調査結果によると、日本の成人男性の9.6%、同じく女性の1.6%、全体平均で5.6%がギャンブル依存症だといいます。
これはアメリカの0.6%、マカオの1.78%などと比較して極めて高い数値であると言えます。

また、この年の成人人口(国勢調査推計)から計算すれば、男性は483万人、女性は76万人、合わせてなんと559万人がギャンブル依存症ということになります(ギャンブル依存症―Wikipediaより

これは驚くべき数字です。
このような環境にある日本において、誰もがギャンブル依存症と無縁であると言い切れないのです。

また、ギャンブル依存症の診断基準を満たすとされる方の9割以上が、病識(自分が病気であるという認識)を持てないとされています。

これが、ギャンブル依存症が深刻な問題をもたらす大きな要因のひとつです。

そして、病状は悪化の一途をたどり、借金は膨らみ、一家離散という悲劇が起こるリスクが増大していくのです。

ギャンブルは「行きはよいよい、帰りは怖い」。
簡単に始められますが、一度はまってしまうと、抜け出すには相当の労力が必要です。

では、ギャンブル依存症とはどういうもので、どのように対処することが必要か。
実際に「ギャンブル依存症研究所」では、どういう取り組みを行っているか。
それを、代表的なパチンコ(パチスロ・スロット)依存症を例に取り、お伝えしていくことにします。

 

2. パチンコ依存症として、心理カウンセリングに至る経緯は?

パチンコは、なかなかに怖い遊技です。

町のそこらじゅうにパチンコパーラーがあって、四六時中パチンコのCMが流れている現代にあっては、人々はいともたやすくパチンコの誘惑に負けてしまいます。

そもそもパチンコはカジュアルなレジャーのひとつとして捉えられていて、まさかそれほど怖いモノだとは考えられていません。

しかし、1時間に数万円も儲かったり、すったりしてしまう現代のパチンコほど、射幸心をあおるモノはそう多くはないのです。

そして、一度パチンコにはまると、(ビギナーズラックがきっかけになることが多いです)
一日中パチンコのことで頭がいっぱいになり、パチンコパーラーにいきたくてしょうがなくなり、日々パチンコ代をどう捻出しようかと頭をひねるようになります。

挙げ句、借金(それも数百万円になることが多い)に手を出すようになり、それを家族に隠し通すようになります。

家族や近親者、それに自分に対してもウソをつくことが常態化します。

「俺はパチンコで決して損をしていない」
「いつか大儲けして、これまでの借金を全部取り返してやる」
などと思うようになっては、かなり末期的です。

実際に、家族にこのような状態が発覚するのは、借金で首が回らなくなってからが多いです。

そして意外なことに、パチンコ依存症のクライアントさんは、パチンコ以外には問題がない、普通の真面目な社会人の方に多く見られるのです(そのような方が、簡単に依存症に陥る構造があることも、パチンコという遊戯の怖いところです)。

大概は、我慢強く、愚痴などもらさず、気弱にニコニコ笑っているような感じです。

ストレスをうまく吐き出すのが苦手で、そのためパチンコを安易にストレス解消法として選んでしまうことが多い印象です。

このことを奥さんが知ると大抵泣き崩れ、クライアントさんがパチンコ辞めないならば離婚だ、と強く言い放ちます。

困り果てた夫婦が、当院来院に至るというわけです。

 

3. ギャンブル依存症の心理カウンセリングを始めるにあたり、不可欠なこと

さて当院心理カウンセラーが、ご本人と初対面となるのですが、その際、極めて重要なことを最初にお伝えします。

それは、

  1. ご本人が、ギャンブル依存症からの脱却に、本当に切実な思いを持っていること
  2. 奥さんが完全克服に協力的であること

です。

1について説明しましょう。
ギャンブルをやめないままならば、破産してしまう、失職してしまう、離婚が避けられないとなると、ご本人はギャンブル依存症からの脱却に懸命にならざるをえません。

ギャンブル依存症の完全克服については、長期間・持続的な忍耐が求められます。
そのような切実な背景がない場合、クライアントさんは途中でカウンセリングを投げ出すかもしれません。

でもそれでは完全克服に至らないのです。
ギャンブル依存症からの脱却は、最終的には本人次第ということになるからです。

続いて2について。
奥さんが、「どうでもいい」という姿勢であるならば、完全克服の見通しは大変暗いものとなります。

ギャンブル依存症は当事者の問題だから、とせず、家族みんなで克服するのだという気持ちが奥さんにあるならば、この“家族の危機”は必ずや乗り越えていくことができるでしょう。

「雨降って、地固まる」という言葉もあるように。

また、奥さんのこれまでの苦悩もただならぬものであることが少なくありません。

そのため当院では、基本的に初回面接から、奥さんにもカウンセリングに同席していただき、2回目以降も継続して並行面接を受けていただいております(並行面接)。

これは、奥さんの力添えなくしてはギャンブル依存症の完全克服が成し得ないためであり、また痛く傷ついた奥さんを癒やすこともその過程において不可欠である、と考えるためです。

 

4.ギャンブル依存症完全克服の要諦

詳しくは、初回面接時に心理カウンセラーよりお伝えしますが、概略は以下の通りです。

  1. より無害な依存をつくる
  2. 夫婦で離婚の念書を交わす
  3. 心理カウンセリング開始

1について
「ギャンブル依存症なんて、所詮自分の気持ちの持ちようだから、やめてしまえばいいだけだ」なんて意見もありますが、長期間に渡って形成されたギャンブル依存症は極めて強固なもので、無理矢理ギャンブルをやめて我慢しさえすれば、というのは、本人にとって拷問に近い苦しみです。

そこで当院では、ギャンブル依存症という極めてたちの悪い依存症から、別のより無害な依存への置き換えを提案しています。

これは“禁煙パイポ理論”と呼んでいます。

昔、「禁煙パイポ」という禁煙家向け商品がありました。

「禁煙パイポ」とは何か?これはハッカです。
すなわち、タバコのニコチン依存症から、ハッカ依存というより無害な依存に置き換えるという発想です。

これは依存症治完全克服において、非常に大きなヒントになります。

人間はそんなに強いものではないので、あらゆる依存・嗜癖を取り払うと、本当に生きづらくなってしまいます。
その“人間の弱さ”への配慮を込めたやり方です。

2について
ギャンブル依存症の克服には、ご本人にも奥さんにも、相当の覚悟が必要となります。
当院では、家族との絆をかけて克服に取り組むことが不可欠であると考えています。“家族との絆”とは婚姻関係のことであり、すなわち、ギャンブルを辞められなければ離婚してもらうという強い覚悟です。
しかし、そうは言っても口約束の“離婚”では意味がないそこで“念書”が必要となります。

ギャンブル依存症クライアントさんの奥さんのなかで、本当の意味で離婚したいという方はそう多くありません。

しかし、パートナーの今後の人生への覚悟を問うために、離婚を突きつけているのです。
まさに人生の崖っぷちですが、このような状況で交わされる離婚の念書には、非常に大きな意味があります。

3について
当院では、心理カウンセラーによるカウンセリングを行っています。
依存症の完全克服においては、自己との対峙が何より重要になります。

ただ、依存症に陥る傾向にある人は、そのような内省が何より苦手で、そのような状況から逃避してしまう傾向があります。
そのため、心理カウンセラーと対峙するなかで、自分というものを見つけていくことが大切です。

また、このようなカウンセリングは、ギャンブル依存症へ戻ることへの誘惑を強力に抑止する効果もあります。

最終的に、ギャンブル依存症から脱却できたとしたなら、「そんなやらなくていいことを、やめただけだから評価に値しない」という人もいるかもしれませんが、私達はそうは思いません。
というのは、ギャンブル依存症から脱却というのは、ご本人にとって、死ぬほど苦しいものだからです。

だから「本当によくやった」と自分自身をねぎらってあげてください。

脱却のあかつきには、自身の“足腰”が相当強くなり、新たな人生を踏み出していけることでしょう。

ギャンブル依存症研究所 のご紹介

ギャンブル依存症研究所(略称「ギャン研」)は、ビジネスマン専門カウンセリングルーム・戦士の休息 の併設施設です。

当院の姉妹組織であるあいち熊木クリニックは、ギャンブル依存症専門外来を有しており、これまでに全国から数多くの患者さんをお迎えしてきている、全国でも有数の実績ある治療施設です。

そこでは、院長の熊木を中心に数多くのギャンブル依存症治療が実践されてきており、現在では“熊木メソッド”を確立するに至っています。

ギャンブル依存症治療の粋(すい)である“熊木メソッド”を継承し、さらに発展させていこうというのが、ギャンブル依存症研究所 の設立趣旨で、実際に日夜、多くの臨床心理士・カウンセラーが、さまざまな角度からの臨床研究を行ってきています。

それゆえ、これまでのあいち熊木クリニックでのギャンブル依存症治療とほぼ同質のカウンセリングを、それほど変わらない金額で、この ギャンブル依存症研究所 において受けていただくことが可能です。

ただし、いくつかの違いはあります。

  1. ギャンブル依存症研究所 では、熊木自身が直接カウンセリングに携わるわけではありませんが、熊木の指導のもとに「戦士の休息」の臨床心理士・心理カウンセラーが、カウンセリングを担当します。
  2. 健康保険適応ではありません(健康保険が適応となるのは医療行為のみで、カウンセリングは自費負担が一般的です。しかし、薬物療法はギャンブル依存症の克服にあたって、あまり大きな位置を占めません。むしろ、カウンセリングを通して自分自身に向き合うことが依存症からの根本的な脱却に不可欠であると考えられます)

また、ギャンブル依存症研究所 特有の利点もあります。

  • 一向に問題意識を持たず、ギャンブルに耽るご主人(ギャンブル依存症の当事者)を連れてくることが難しい状況であるなら、まずは真っ先にこの問題に気づいている奥さん(パートナー)のみのカウンセリングを先行させることができます。そこで、奥さんがご主人との関係のなかで困っておられること・奥さんご自身の悩みのあれこれ(ギャンブル依存症治療に関わることに限りません)をお訊きし、解決の方策を探っていきます。わたしたちも、いろいろな角度からのアプローチを、ご一緒に考えてゆきます。ギャンブル依存症研究所 では、「妻の悩みは、ビジネスマン臨床において看過できぬ重大問題」と考えています。カウンセリングの場で、まず奥さんの悩みをほどくことも大切なことです。
  • もともと熊木が考える理想的なギャンブル依存症治療では、初診時に60分の時間が必要なのですが、あいち熊木クリニックではそれほどの時間が許せない状況です。
    しかし、ギャンブル依存症研究所 ではそれが可能です。しっかり時間をかけて、克服への方針を立てられる環境です。
  • 理想的なギャンブル依存症治療では、並行面接が欠かせません。 あいち熊木クリニックでも夫婦同伴での面接は行えているのですが、夫婦の同時並行面接は行うことができません。
    しかし、ギャンブル依存症研究所 ではそれが可能となります。 奥さんの感情をすくいあげるという大事な役割を、夫であるクライアントさんの担当カウンセラーとは別のカウンセラーが担当することで、克服へ向けた多角的なアプローチが可能になり、プログラムは厚みを増します。

また、今なら待ち時間がほとんどなく、カウンセリングを開始していただくことが可能です (開業間もないため、まだクライアントさんを受け入れる余裕があります。ギャンブル依存症はクライアントさん自身と回りの人々を破滅に導くので、可能な限り早いカウンセリング開始が望ましいといえます)

ここまでの説明を読まれ、(夫婦ともどもご納得されてのご来院が理想ですが、まだその段階に至っていなくても、)奥さんだけでも賛同いただけましたなら、電話(052-446-5085)・または専用フォームからご予約申込をお願いいたします。

熊木徹夫(ギャンブル依存症研究所〈略称「ギャン研」〉代表・精神科医)