ストレスをお酒で発散してしまう

こんにちは、心理カウンセラーのaikoです。

本日は女性のお悩み「ストレスをお酒で発散してしまう」ことについて考えていきます。

 

 

お酒でストレスを発散、その深刻化したケースが「アルコール依存症」と言われ、「アル中(慢性アルコール中毒)」などとも呼ばれ、小説やドラマでもその様子がよく描かれています。男性のイメージが強い病気かもしれませんが、実は女性のアルコール依存症が近年増加傾向にあります。

アルコール依存症の有病率は男性で1.0%、女性で0.3%と言われています(厚生労働科学研究,2008)。0.3%と言うと、少ないように感じるかもしれませんが、5年前の2003年の調査では女性のアルコール依存症有病率は0.1%(厚生労働科学研究,2003)。5年間で増加しているのがわかりますよね。特に若い女性の飲酒割合が増えているようです。

依存症というと、なんだか大げさなような気がするかもしれませんが、今現在ストレスが溜まるとついついお酒で発散してしまうような生活をしているならば、依存症予備軍の可能性が非常に高いです。

「ストレスが溜まる⇒お酒を飲む⇒ストレスが発散できる」というパターンができあがってしまっているからです。

お酒で発散してしまうことに罪悪感や違和感がある今ならば、このパターンを少し変えてみることができるかもしれません。

 

では、どうすればよいのでしょうか。

いろいろな改善方法があると思いますが、ここでは「行動分析」の方法をご紹介したいと思います。

自分の行動パターンを詳しく見ていき、少しでも変えられるところを見つけていきましょう。

 

  1. どんなときにお酒を飲みたくなる(飲んでいる)か。
  2. お酒を飲んだあと、飲む前と比べてどんな気持ちになるか。
  3. お酒を飲むことで、長期的にはどんな影響があるか。

 

以上のようなことを考えてみましょう。

 

1.どんなときにお酒を飲みたくなる(飲んでいる)か。

仕事が終わった時、イライラした時、夜寝る前… 人によって、それぞれだと思います。その、「きっかけ」をまずは探してみましょう。1日のスケジュールが書き込めるようなスケジュール帳を買って、記録代わりに使ってみてもいいかもしれませんね。

 

2.お酒を飲んだあと、飲む前と比べてどんな気持ちになるか。

次に、お酒を飲んだあとに、飲む前のイライラや落ち込みなどは、どうなっているか意識してみてください。ストレスがたまっている時は、なんだかすっきりしているかもしれませんし、嫌なことが忘れられて気分が明るくなっているかもしれません。

 

3.お酒を飲むことで、長期的にはどんな影響があるか。

最後に、飲酒の長期的な影響を考えていきましょう。金銭的な問題や、体調の問題に加えて、飲酒量の増大や、気分への影響も出てくるかもしれません。またお酒を飲んでしまったことにより罪悪感や自分に対する嫌悪感もあるかもしれませんね。家族への影響も出てくると思います。

 

 

3で考えたような悪影響があるにも関わらず、2のような短期的な効果があるために、飲酒行動はより促進されてしまいます。

甘いケーキが目の前にあれば、太ることが分かっているのに、ついつい食べてしまいますよね。ダメだと分かっているのに、食べたらおいしくて満足ができることも分かっていますので、目先のものを求めてしまうのです。飲酒でも同じことが起こっています。

 

この流れを変える方法としては、お酒を飲んだあとの気持ちと同じような気持ちになれるような、他の行動で代替することがあります。例えば、お酒を飲むかわりに、ゲームをしたり、体を動かしたり、出かけたりする、ということです。

ただ、この「代わりの行動」を見つけるのはとても難しいことです。お酒は近くに居酒屋があれば気軽に飲めてしまいますし、買って来れば常に家にあるからです。ついついお酒に戻ってしまわないように、できるだけ手間のかからない行動が望ましいのです。また、それが自分に合っている(=それによってストレスが発散できたり、満足できたりする)ことも大切です。

 

また、違う観点からですが、「一時的に飲酒の衝動を抑える」ことも有効かもしれません。先日、こんな記事を見つけたのでご紹介いたします。

指で額をトントン30秒!科学が生んだ、暴食衝動を抑えるマジック

この記事は暴食を抑えることを目的として書かれていますが、飲酒でも応用できるのではないでしょうか。

ただ、衝動を抑えるのは一時的な解決方法でしかなく、ストレスや欲求自体は解消されていませんので、どこかでストレス発散の機会を作るようにしてくださいね。

 

 

方法としていくつかご紹介しましたが、おそらく今どうにかしたいと思っているあなたは、なにか生活に不具合が生じていたり、不具合が生じるかもしれない不安にかられている状態にあるのだと思います。行動を変えるのは簡単なことではありませんが、あなたが「変わりたい」「どうにかしたい」と思う気持ちが、最も強力な力になると思います。その気持ちを大切にすることで、変わってくるものがあると思います。

 

 

当院では依存症の克服に力を入れておりますので、お悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

一人ひとりのお話をお聞きし、心理カウンセラーがあなたと一緒に問題解決に向けて取り組んでいきます。

 

 

心理カウンセラーaiko

 

 

参考文献:

平成15年度厚生労働科学研究 「成人の飲酒実態と関連問題の予防に関する研究(主任研究者 樋口進)」

平成20年度厚生労働科学研究「わが国における飲酒の実態ならびに飲酒に関連する生活習慣病、公衆衛生上の諸問題とその対策に
関する総合的研究 (主任研究者 石井裕正)」

マイナビウーマン 2014年11月25日 指で額をトントン30秒!科学が生んだ、暴食衝動を抑えるマジック  woman.mynavi.jp/article/141125-63/

 

 

あいくま心理カウンセリング
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